2025.02.28

奥能登豪雨の応急仮設木造住宅建設

現場は終盤、寒さに負けず作業が進む

石川県は、2024年9月21日に発生した「奥能登豪雨」の被災者等を対象に応急仮設住宅を建設することし、全木協(全国木造建設事業協会)に対して2現場156戸(輪島市杉平町西ノ草104戸・輪島市釜屋谷町52戸)の建設要請がありました。
建設工事は10月18日に着手され、大工工事は12月10日に開始、2月14日終了の予定で取り組みを進めました。その後、大工工事は2月末まで工期が延長されました。全建総連では、各県連・組合に就労者確保を呼びかけ、必要人員を確保。1月30日には、鈴木貴雄全建総連委員長や石川県連の嶋田一夫会長らが激励に訪れました。
2月は大寒波により、強い雪と風に襲われましたが、仲間たちは被災者のために、作業を進めています。朝礼では安全運転を徹底するとともに「すべらないよう、普段以上に怪我に気を付けて作業をしよう」「安全第一で作業すること」などを確認しました。2月下旬には内装工事が進み、冬場の寒さに対応できるようペアガラスが設置され、快適な環境が整っている様子です。
西ノ草の現場は2月末の大工工事完了、3月7日完了検査、並行して外構工事等が進められ、3月25日に引き渡しとなる予定です。釜屋谷の現場では、雪のため材料入荷にも遅延が生じて、工事終了が3月中になるとみられています。
現場では「輪島市の方のためにがんばろう」と鼓舞し合う姿が見られました。西ノ草の現場では、外壁下見板の張り付け作業、足場解体作業が行われ、終盤を迎えています。