2024.03.05

第32回技能グランプリ開催

全建総連関係選手 10職種36人が出場

「柱建て六角堂小屋組み」を制作する建築大工職種の選手たち

 各職種の最高峰の技能を競い合う第32回技能グランプリが2月23~26日に福岡県北九州市「西日本総合展示場」ほか周辺施設で開催されました。
 競技は、4部門30職種で行われ、全建総連関係の選手は、石工(3人)、建築大工(21人)、かわらぶき(1人)、畳製作(1人)、壁装(5人)、建具(1人)ガラス施工(1人)、表具(1人)タイル張り(1人)、造園(1人)に合計10職種36人が出場。前回大会(5職種13人)よりも大きく増加するなど、多くの選手が技能の最高峰へ挑戦しました。
 競技の結果、全建総連からは、壁装職種で菅原智宏さん(山形県連)、建具職種で大槻稔さん(長野県建設労連)、表具職種で阿部崇さん(東京都連)が金賞を受賞し、栄冠に輝きました。建築大工職種では、角田脩一選手(建設埼玉)、小山大輔選手(広島建労)、髙田慎太朗選手(東京都連)が銀賞を受賞、3選手はいずれも全建総連全国青年技能競技大会経験者です。多くの選手が優秀な成績をかち取り、全建総連関係選手の高い技術・技能を示す結果となりました。
 技能グランプリは、特級、1級及び単一等級技能士の一層の技能向上を図るとともに、その地位の向上と技能尊重気運の醸成に資することを目的として実施する大会です。昭和56年度に第1回大会を開催し、2002年度の第22回大会から隔年で実施されています(第32回はコロナ禍で隔年ではなく3年に)。
 全建総連は、建築大工職種に競技委員等を派遣し運営に協力しています。建築大工職種では、柱建て六角堂小屋組みを製作し、競技時間は2日間で12時間と長丁場をたたかい抜きました。
 第33回は大阪府での開催が予定されています。