2023.08.09

自由民主党(議連総会)、立憲民主党(議連総会)、公明党(懇談)と意見交換

各政党と意見交換

「建設技能者を応援」と挨拶する平沢議連会長(自民党)

全建総連は7月27日に、自由民主党(議連総会)、立憲民主党(議連総会)、公明党(懇談)と意見交換を行い、建設業の現状認識の共有を図るとともに、予算確保に向けて理解を求めました。

【自民党 議連総会】
自民党建設技能者を支援する議員連盟の第12回総会が自民党本部で行われ、国会議員は衆参合わせて10人(代理47人)、前衆院議員1人の合計58人が参加。全建総連からは、23県連・組合、63人が参加しました。
平沢勝栄議連会長は、「回を重ねるごとに充実したものになっている。しっかりと建設技能者を応援していきたい」と挨拶。野田毅最高顧問の挨拶の後、中西委員長は、公共工事設計労務単価が11年連続で引き上げられたことについて感謝を述べるとともに、建設国保の育成・強化へ現行補助水準確保を訴えました。
関係省庁から担当局長等が同席し、全建総連の要望項目について回答がありました。

【立憲民主党 議連総会】
立憲民主党建設技能者の育成を支援する議員連盟の総会が行われ、国会議員は衆参合わせて9人(代理31人)、全建総連からは20県連・組合、57人が参加しました。
はじめに枝野幸男議連会長から「医療費が増加している実態を踏まえた補助がないと厳しい。例年以上に予算確保へ頑張っていく」「後継者の育成へしっかりとした予算が必要」「保険証一体化は延期へ」と挨拶がありました。
参加した議員からは、「マイナ保険証の総点検で1件10円かかる。保険者に求めるべきではない」「住宅設備機器の納期の遅れの原因は」「インボイス開始にあたっての状況は」「認定職業訓練校の現状は」等の質問が上がりました。

【公明党 懇談】
公明党との懇談では、国会議員衆参合わせて9人(代理1人)が参加。全建総連からは中西委員長はじめ、19人が参加しました。
全建総連からの要請項目の説明の後、意見交換。参加した国会議員からは、「CCUSの普及へ具体的な改善策はあるか」に対し、「中小零細事業者の負担が大きいため、支援を」「公表されたレベル別賃金目安を一般にも周知を」と要望しました。
また、「設計労務単価と現場の賃金実態の乖離の状況は」との質問に、広がっている点を説明。合わせて、「標準見積書の活用、書面契約の具体化を図っていくことが課題」と現状を訴えました。
資材の安定供給についての質問に、「町場の工務店では発注を受けるまで注文が難しい。大手はロット単位で可能なため、せっかくの補助事業が活用されない可能性がある」と答えました。