全建総連は10月15~17日にかけて、第55回定期大会を青森県「リンクステーションホール青森」を主会場にして開催。「組織増勢の力で建設国保を守り、賃金・単価引き上げを勝ち取り、魅力ある建設産業にしよう」をメインスローガンにして、53県連・組合から1427人の参加者が活発な議論を行いました。主な役員では、三浦一男中央執行委員長を再任し、第55期の運動に向けて全員で一致団結しました。
主催者を代表して三浦中央執行委員長が挨拶しました。続いて、地元組合・青森県連を代表して山口金一会長から次のように挨拶がありました。
「この1年間、私たち建設業界が対応しなければならない様々な制度や問題について運動し取り組んできた。その結果や今後の見通しをこの大会で確認、総括し、来期の行動について提案されている運動方針案を会議の中で充分な議論を経て承認し、それに沿った運動が評価できる、結果が出せるようなものとしていただきたい」。
来賓の挨拶では、青森県知事を始め、青森市長、自民党、民主党、公明党、共産党、生活の党、社民党から祝辞をいただきました(次世代の党はメッセージ対応)。また、友誼団体や他労組から多くの祝電やメッセージをいただきました。
1日目と3日目の本会議では、勝野書記長と貴田財政部長からそれぞれ、第54年度の経過報告、財政決算報告、第55年度の運動方針案提案、予算案提案があり、いずれも拍手で承認されました。
また、54期に設置されていた「建設政策検討委員会」について清水書記次長より、①建設産業の現状と政府の政策動向について全建総連として共通認識の形成、②中期的な運動の重点課題の整理・検討、③それを担う組織的課題の検討を行うことの3点に基づいて検討したと報告されました。
2日目は専門部ごとに10の分科会に分かれて議案を討議しました。
この他、大会スローガンや大会宣言を採択。51人の大会表彰と第30回青年技能競技大会で上位入賞を果たした6人の選手、金賞受賞組合を表彰しました。
第55年度の新役員挨拶では、再任された三浦中央執行委員長が代表して挨拶。「新役員一同協力しながら運動していく。組織の増勢で今以上の活発な運動が展開できればと思っている」と述べると共に、「建設国保をはじめとする予算確保、賃金、労働環境等要求しなければならないこともたくさんある。仕事とは現場あってのもので、その現場から技術が人へと伝わっていくものだ。職人を目指す若い人たちが安心して入職し、継続して働ける現場環境を作らなければならない」と決意を述べました。
・定期大会の参加者数
中央役員 | 来賓・顧問 | 代議員 | 組合員 | 本部書記 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
146 | 30 | 783 | 452 | 16 | 1427 |
※全53県連・組合からの参加