全建総連は、建設資材等の価格高騰や納期遅延等に対する支援、建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及促進にむけて、緊急の政党要請を行いました。4月26日には公明党、27日には自由民主党、立憲民主党、国民民主党、28日には日本共産党、5月9日に社会民主党へ要請しました。
政党要請では、2点の要請について、勝野書記長が資料を使って説明し、各党と意見交換を行いました。
中西委員長は、「昨年来のコロナ禍によるウッドショックに加え、2月からのウクライナ情勢もあり、木材をはじめ建設資材の高騰、納期遅延が深刻な状況にある。建設産業が若い人に選ばれ、入職者が増えるよう、処遇改善を進めていかなければならない。その要となるCCUSの促進が急務。支援策、普及促進策にむけて、ご理解ご協力をお願いしたい」と訴えました。
4月27日、自民党本部で、自民党・建設技能者を支援する議員連盟第10回総会が開催され、要請に対する意見交換を行いました。国会議員は衆参合わせて本人26人、代理31人、全建総連からは11県連・組合44人が参加しました。また、省庁からは国土交通省不動産・建設経済局長、住宅局大臣官房審議官、林野庁林政部長、経済産業省生活製品課住宅産業室長、資源エネルギー庁、中小企業庁から各課長補佐ら14人が参加し、要請内容に対する省庁からの回答がありました。
立憲民主党への要請は、同日、衆院第2議員会館での同党の建設技能者の育成を支援する議員連盟総会で行われ、衆参合わせて議員22人、代理28人が参加しました。
公明党への要請は、4月26日、衆院第2議員会館で行われ、衆参合わせて議員6人、代理1人が参加しました。
国民民主党への要請は、衆院第1議員会館での、同党と無所属議員による全建総連議員懇話会総会で行われ、衆参合わせて議員14人、代理1人が参加しました。
日本共産党への要請は、4月28日、衆院第2議員会館で行われ、衆参合わせて議員14人が参加しました。
社会民主党への要請は、5月9日、参院議員会館で行われ、参議院議員1人が参加しました。
要請行動の詳細、各省庁からの回答は、機関紙『全建総連』第2263号(6月1日発行)に掲載予定です。